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ロマポル④谷ナオミ登壇 『生贄夫人』 [生きつづけるロマンポルノ]

現在渋谷のユーロスペースで開催中の「生きつづけるロマンポルノ」に通ってるんだが、なにせこの歳になるまで、スルーしてきたままだったので、女優も初めて見る人ばかりなのだ。
当然谷ナオミの映画も見たことがなく、彼女の顔も知らなかったが、主演作2本が連続上映される日に、トークショーが急遽決まって、ご本人が熊本からこのために駆けつけてくれた。
着物に髪を結った彼女は、年齢のことは失礼になるので記さないが、随分と若く見える。
肌がきれいなのだ。女優を引退した後、熊本でスナックを経営して、もう28年になるという。
映画を離れても「お客」の前に立ち続けている、その気構えが若さにつながってるのか。

それに客あしらいが慣れてるというのか、自分でドンドン進行していくので、聞き手で舞台に上がってる轟夕起夫が「これは何の放置プレイでしょうか」と自嘲するほどだった。
今回の特集上映では、「女性専用席」を2列設けてあることもあり、女性客も目立った。
谷ナオミは、以前神戸で「女性だけの上映会」で登壇した時も感じたそうだが、自分の出てる映画を、女性が、それも自分が引退した後に、生まれたような世代の人たちが見に来てくれてることに、感慨がこもってる様子だった。そりゃあ封切り当時の日活の映画館には男の観客しかいなかっただろうし。
セリフのニュアンスなど、女性ならではの感想が聞けたのも嬉しかったと。
女性の観客が「美しい」と思って見てくれたことが、自分の励みにもつながったと言う。
「自分が一番きれいだった頃を、フィルムに残してもらったし、今もお店には、当時のファンの方が遠方から訪ねてきてくれる」
「ロマンポルノに出たことは、私は誇りに思ってます」
と言って拍手を浴びていた。

この日上映された2作は小沼勝監督の作品で、監督も一緒に登壇となった。
腰が悪いということで、人に支えられてではあったが、撮影当時の裏話などは、谷ナオミとの微妙に呼吸の合わないやりとりで、ユーモラスに語られた。

『生贄夫人』は、『花と蛇』に続く、コンビ2作目だった。
『花と蛇』は原作者・団鬼六から「描写が手ぬるい」と叱責を浴び、「日活には原作の映画化を許可しない」と言われてしまう。小沼監督と脚本の田中陽造が、捲土重来の意気込みで、SMの世界に再度チャレンジしたのが、この『生贄夫人』だった。
もちろん原作は団鬼六ではなかったが、これを見た団鬼六は「やればできるじゃないか!」と絶賛。
日活も信用を取り戻すこととなったという。

谷ナオミ演じる秋子は、失踪中の夫が、川原で幼い女の子とともにいるのを目にする。今は女中と二人で暮らす秋子は、気づいた夫の国貞に声をかけられても、無視して立ち去る。
その後、川原にいた女の子が「おじちゃんがいなくなった」と泣いてるのを見た秋子は警察に保護してもらう。
後日刑事が秋子の家を訪ねてきた。あの女の子は誘拐されて、長いこと連れ回されていたのだと。
刑事は何でそんなことまで調べたのか
「女の子の局部が異常発達してた」と。
「長きに渡って愛撫を繰り返されてたようだ」
秋子は耳を塞いだ。国貞が小児性愛者だということは薄々感じてはいたが、事実として突きつけられるのは耐えられなかった。

母親の墓参りに出かけた秋子は再び国貞と出会う。警戒する秋子に「プレゼントがあるんだ」と、国貞は金属製の指輪を手渡す。断ろうとする秋子の指に無理やり嵌めると、指輪は抜けなくなり、それはチェーンによって国貞の手へと繋がっていた。
「あなたを連れて行きたい場所があるんです」
国貞は言葉遣いは丁寧だが、態度には有無を言わせぬものがあった。

指輪によって拘束された秋子が連れて行かれたのは、奥多摩の森深くにポツンと残る廃屋だった。
不安におののく秋子を後ろ手に縛り、国貞は監禁状態におく。
トイレが我慢できなくなると、ほとんど衝立もない庭先のトイレでしろと言う。
「あなたがするのを見ていたいんですよ」

夫が完全なる変態であることを思い知った秋子は、風呂に入れられる際に、落ちていた古いカミソリで国貞を切りつけ、廃屋から逃げ出す。
森を走り、通りかかったハンターの二人に助けを求める。だが秋子のあられもない姿は、男たちを欲情させ、その場で犯されてしまう。
後を追ってきた国貞は、放心状態で倒れこむ秋子を抱えて、連れ帰る。
汚れを落としてやった後は、麻縄で裸の秋子を縛りあげ、本格的な責めに入る。
自分では考えられないようなポーズにさせられ、柔肌にロウソクがたらされ、秋子は羞恥心のすべてを剥ぎ取られていった。

毎日のように責めが続いたある日、国貞は森の岩場に横たわる男女を発見する。
薬を服用しての心中のようだ。国貞は躊躇なく、若い女の下着を取り去り屍姦に及んだ。
すると行為の最中に女は息を吹き返した。仕方がないから国貞は、女を抱えて廃屋へ。
「また面倒なお荷物をしょってきたものね」
と呆れる秋子。もうこの頃になると不思議なもので、羞恥プレイにも順応してきていた。
その秋子は、国貞が若い女を、秋子と同じように縛る様子を見ながら、嫉妬にも似た感情を湧き上がらせていた。「私以外の女にするなんて」
縛ってる最中に、なんと心中相手の男が戸口に立ってるではないか。だが朦朧とするのか、すぐに倒れこんでしまい、若い男も気がつくと国貞に縛られていた。
だが男なので、縛って放置されてるという扱いだった。

国貞は若い女を天井の梁に渡した縄で縛り上げ、腰を突き出すような体勢にした。クレゾールと何かを混ぜたような液体をデカい注射器に注ぎこんでる。
意識を取り戻した心中相手の若い男は、目の前の光景に絶叫するが、目を逸らそうとしても、つい見てしまう。
国貞は注射器の液体を若い女に注ぎ込んでる。若い女は腹部の異変に苦悶し始める。
「彼氏に恥ずかしい所を見られたくなければ我慢しなさい」
国貞はそう言うと、秋子には
「今度はあなたが世話をするんです」
と言って、ビニール袋を広げて、若い女の背後で待機させる。
若い女の我慢も限界に達した。その光景を見た心中相手の男は、屈辱感に泣きつつも、身体は正直に反応してしまってた。
それを見た秋子は、若い男の上に跨るのだった。

すべてを終えた4人が、翌朝廃屋の中で、食卓を囲む場面などは、もはや突き抜けたコメディとなってるが、まあとにかく国貞という男が「変態の総合商社」のようなキャラだからね。
演じてる坂本長利は、ごく普通の冴えない中年男という印象で、そこが逆にリアルなのかも。
これだけドイヒーな行いに徹しながら、言葉遣いはいたって丁寧だ。本物の変態は折り目正しい所があると、なんかで読んだことあるな。

心中する若い女を演じてるのは、これが映画デビューとなった東てる美だ。
彼女の父親の知り合いが、谷ナオミのマネージャーをやってた縁で、この世界に入ったという。
撮影時は18才だったが、高校の卒業試験の追試を受けてる最中で、制服姿で現場に来てた。
谷も小沼監督も最初は心配してたが、現場でいきなりタバコ吸ってるのを見て「こりゃ大丈夫だ」と思ったそうだ。
しかしデビュー18でいきなりクレゾール注入とはエグいな。

トイレの場面にも監督やスタッフのこだわりが込められていたそうだ。「小」ではなく「大」の方をする設定だったので、「モノ」を実際作った。
監督によると「美人のは太い」ということで、形状や色にも心血注いだらしいが、撮影が終わってから、映倫が、その描写には許可出さないとわかり
「そんならそうと最初に言ってくれ」と監督も憤慨した。
それでも4コマだけ残したので、一瞬わかるようになってる。

谷ナオミもそんな監督の話を楽しそうに聞いてたが、俺はSMというプレイに関心がなかったんで、今までちゃんと見たこともなく、この映画のように、SMと排泄はセットということだと、やっぱり無理だなあ。
奥が深すぎるわ。
だがここまで見てきたロマンポルノでは、男と女がただまぐわう場面がどーしても退屈してしまうんで、そういう面では目先が変わってて、飽きることはなかった。

谷ナオミは苦悶の表情をし続けることになるが、どれだけのことをされても、美しさが立ち上ってくるようで、彼女がこの分野で「女神」のように扱われるのもわかる気がした。

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槇縛り

谷ナオミさんに顔も身体も似ている我が妻を週に一度のペースで全裸にして後ろ手に縛って、豊満な乳房を責めながら犯しています。

場所は、人のいない山中とか、午前4時ごろの公園の駐車場などです。
by 槇縛り (2012-08-07 18:09) 

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